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と、いうものがあるそうだ。
悪魔の辞典なのか、はたまた悪魔のような辞典なのか…なんて言われているが、ぶっちゃけ悪魔のような悪魔の辞典、でよい思う。
前者を人間の辞典と置き換えてみた場合、人間辞典なるものを人間界で作ろうと思ったら、それはそれは骨の折れる作業になる。ただの一日で多くの人間が生まれ、そして死んでいるからだ。
同じく、悪魔界に悪魔がどれだけいるが知らないが、それら全ての悪魔さんたちに個人情報をおくれと頼んで回るのは、そりゃあとんでもなく大変な仕事になる。悪魔によっては口を利く間もなく首を跳ね飛ばしてくる悪魔もいるわけで、人間なんかに聞くよりよほど危ない。
デッドオアアライブだ。
それでも「アナタのお名前なんざんしょー」なんて一悪魔ひと悪魔(一人ひとりと書いたらおかしいだろうし…)に聞いて回った地道な編集者の苦労を思うと、涙が溢れて止まらない。
ともかく悪魔の数が人間の数の半分でも、そのまた半分でも、それを辞典としてまとめるにはとてつもない時間と忍耐が必要になる。

とにかく、悪魔辞典。
今日はそんな悪魔関連の話をしてみようと思う。

悪魔辞典。これは悪魔の載っている辞典だそうだ。まったく面倒なことに五十音順じゃなく、体重だか身長だか爪の長さだかの順に並んでいるらしい。とんでもなく使い勝手が悪い辞典だ。
これぞ鬼か悪魔のように使い勝手の悪い辞典といえよう。
……ここでふと思うのが、彼ら悪魔たちは体重や身長や爪の長さが変化しないのかという純粋な疑問。生まれてから死ぬまで同じ体重と身長と爪の長さをキープするのって…結構大変そうじゃないか。
人間と同じで悪魔だって太るはずだ。食べすぎたのはー貴方のせいよーてな具合で太るわけだ。身長だって成長期を迎えた悪魔なら伸びるだろうし、爪なんて、切ってしまえばそれまでだ。改訂に改訂を繰り返さなきゃならないだろう編集者の血と汗と涙を思うと…以下同文。

悪魔辞典を開く時には「お疲れ様」の気持ちを持とう。

…そうは言うけど、辞典のくせに使い勝手が悪いっていうのはどうなんだ、なんて編集者に怒りをぶつけたくなる気もするがそこはそれ、大人になって我慢するのだ。悪魔か天使でもない限り、編集者は既にこの世にいないはずである。きっとあの世でバカンスを楽しんでいるだろう。…そう、いない人間に怒ってみても仕方がない。
悪魔の辞典は悪魔のような辞典、これを前情報として知っていれば、いざそれが手に入ったときの心の持ちようも変わってくるというものである。

さて、話は変わるが悪魔は礼儀正しい。
人間が初対面の人にするように、悪魔だって挨拶をする。そう、きちんと挨拶さえすれば、まず第一印象は悪くならないはずだ。あまりに口臭がきついだとかだらしのない身なりだとかじゃなければ、だが。

また悪魔は非常に疑り深い。
例えばサタンは元々「人に苦痛を課す天使」だった。苦痛を課す…つまり、神に身も心も捧げたと公言している人間が、本当の意味で心底神を信じ、その教えに従うかを調べ、それが偽りの信仰心であれば苦痛を、という具合。故に悪魔は非常に疑り深い。
そもそも疑うことが仕事なのだから仕方がない。
「ねぇ。君ってば、今苛々してる。」
「してないよ。」
「してるよ。」
「してないよ。」
「嘘。」
「嘘じゃないよ。苛々なんてしてない。」
「でも本当の本当はしてるんでしょ?」
「してないってば。」
「なんだか顔が怖いもん。苛々してるからでしょう?」
「してないよ。怖くないよ。」
「嘘だよー。君、絶対に苛々してるもん。」
「うっさい!してないって言ってるじゃねぇかー!!!」
「…ほーら、苛々してるじゃん。」
繰り返すが、悪魔は非常に疑り深い。

…どんどん本題からズレてきているように思うが、気にせずどんどんいこう。小さなことに囚われていては、大器は晩成しない。
ここで「無限」関係者が「へ?何、アレってそういう意味なの?」と思わず口走るような豆知識をば、紹介しよう。
既にご存知の方もいるかと思うが、遥か昔…とは言ってもそんなに昔じゃなく15、16世紀頃に多くの魔道研究者によって書かれた一連の書物を「グリモア(魔法書)」という。天使や悪魔など、彼らの特徴や出身地、能力や召喚方法、性格などにいたるまで懇切丁寧に説明してある優れものである。
これが、現在世界中に散らばるエセ悪魔辞典やエセ神名辞典の大元だと言われている。

伝言ゲームで最初の人間が口にした文章は、人から人に渡っていく過程で確実に改竄されていく。それは修正しようのない誤りで、けれど誰もそれには気づかない。
…最初の人間以外は。
つまり、現在出版されている膨大な数のエセ辞典がどれほどに正確であるか、また不正確であるかは、正真正銘本家本元のグリモアと、そこに記載されている悪魔や天使たちしか知り得ないのである。

悪魔辞典。
庶民的なヒヨッコ悪魔から、悪魔を統率する悪魔の王までありとあらゆる悪魔についての知識が詰め込まれた辞典。一度は手にしてみたい代物だ。仲良くなればご飯だって作ってもらえるらしい。…悪魔の得意料理なんなのか、とても気になるところだ。

…悪魔に家事をしてもらう人間。
……くすっ…楽しそうだ。

長くなったので、今日はここでお開き。
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